About Wines (2015 vintage)

 
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Atamai Village Single Vineyard  

                                                  Sauvignon Blanc 2015 

 

ファンキーな香り。果実味が前面に出るのではなく、ファーストインプレッションで印象的な酵母の香りを感じます。雨が全く降らなかった夏を反映したグレープフルーツのようなフルーツの完熟感が口の中に広がります。2014年より甘みは抑えた仕上がりですが、豊かな余韻とボリューム感が口の中に長く残ります。

 

2014年に興味深いと好評だった「ファンキーバッチ」の精緻化にトライ。2014年はステンレスタンクでしたが、2015年はフレンチオーク樽がファンキーバッチとなりました。オーク樽での自然発酵に挑戦。全房プレス後に発酵プロセスに入りましたが、何度も発酵が止まりそうになり、非常にチャレンジングな過程を辿りました。最終的にドライになる一歩手前で酵母が自然に発酵を終了しました。そのオーク樽発酵分をステンレスタンクで発酵させたものとブレンドし2015年ソーヴィニヨンブランが完成しました。

 

アルコール度数 13.8% 

残糖 8g/L

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Atamai Village Single Vineyard

                                                         Pinot Gris 2015 

 

 

非常に複雑な味わい。落ち着きのある果実香で始まり、ほのかな樽香と完熟したフルーツ感がとてもいいバランスで一体化しています。ピノグリらしいほろ苦さのフィニッシュも魅力的です。2014年に比較すると、残糖は少なめでドライな仕上がりになりました。

 

 

2015年のピノグリは、夏の乾燥を反映して、非常に香りの強い果実が収穫できました。除梗破砕した後に、マセラシオンを長めにとりました。ステンレスタンクで発酵。思い描いたような理想の発酵過程を経ました。2014年との違いは、ステンレスタンクでの発酵終了後、オーク樽での熟成を行なったこと。2015年のワイン造り全体のテーマとした「面白い旨味づくり」の一環でした。約3ヶ月間の樽熟成を経て、2015年ピノグリの完成です。

 

アルコール度数 13.6% 

残糖 5g/L

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Atamai Village  Single Vineyard  

                                                           Riesling 2015 

 

花のような華やかかつ繊細な香り、シトラス系のニュアンスも多く感じさせます。その後、しっかりとした酵母の旨味と引き締まったフィニッシュが感じられます。

 

収穫直前の大雨に悩まされた2014年のリースリングに比べ、2015年はアタマイビレッジヴィンヤードのリースリングブロックの持つポテンシャルが存分に発揮されました。乾燥に耐え、実は小さく凝縮し、病気もなし。全房プレス後にステンレスタンクで発酵に入りました。低温発酵かつ澱からの抽出を意識した結果、非常に華やかなアロマを持つリースリングに仕上がりました。

 

アルコール度数 11.7% 

残糖 5g/L以下

About Label

 

ワインのラベルは、家族の協力で出来上がりました。妻クニコと弟ジュンがデザインをしています。色彩はブドウ品種の持つ特徴的な色を表現しています。ソーヴィニヨンブラン(萌黄色)、ピノ・グリ(すみれ色)、リースリング(山吹色)の3種類です。背景にある模様は「コウヘイ」の家紋である「二つ巴」が形取られています。「二つ巴」の中には、このワインが生み出されるアタマイ・パーマカルチャーエコビレッジを構成する各要素が散りばめられています。「二つ巴」からは、東洋的な「陰陽」が連想され、このワインを取り巻く月と太陽、動物と植物、気候と土壌とのつながりを大事にしながら、持続性循環性の高いワインづくりを行っていきたいという思いが込められています。

Vintage Report 2015 

 

<全体のテーマ>

2014年ヴィンテージで好評だった日本人の味覚にあう繊細さと旨味を生かしつつ、2015年のワイン造りのテーマは「おもしろみのある旨味」(英語ではSavory感)でした。昨年以上に凝縮感のあるブドウを用いてそれをいかに引き出すかに工夫しました。

 

<天候とブドウの様子>

2015年のブドウ成長期で大きな出来事は、2014年クリスマスから大晦日にかけて合計80mmほどの降雨量をとなった大雨です。雨の影響を考慮し、年末にブドウの病気対策としてリーフプラッキング(除葉)を数日間集中的に行いました。この時期は生命力に溢れた青々としたブドウの樹の様子がとても印象的でした。

 

羊によるリーフプラッキングの助けも借り、おかげさまで樹冠管理が功を奏し、病気の悪化を回避することができました。その後2015年2月28日まで全くの降雨なし。乾燥した2ヶ月間が続きましが、アタマイには灌漑設備がないので、この影響でブドウの房・粒・数が小さめとなり、その分ブドウの実への凝縮感が大きくなりました。

 

海藻パウダー(ミネラル補給)や無殺菌牛乳を活用した病気対策を継続して行い、また鳥対策(主にシルバーアイ。日本でいうメジロ)ネットをサイドネットからホールネットに一部変更しました。鳥害対策が上手くいったので、来年以降もホールネットに随時移行予定です。また、収穫の後は、畑の雑草管理と土壌の肥沃度回復を兼ねて、羊に登場してもらいました。

 

<収量>

ニュージーランド全体で今年は2014年より27%の収量減(通常より遅い11月の霜と1、2月の乾燥が主な原因)。アタマイでは遅霜は免れましたが、主に乾燥の影響で2014年より15%の収量減となりました。特に成長に水を必要とするソーヴィニヨンブランの収量が大きく減りましたが、反対に昨年4月の大雨で収量が少なくなったリースリングは収量が増えました。合計9トン強の収量となりました。

 

収穫日

2015年3月28日 曇り時々小雨☁︎ Pinot Gris

2015年4月3日   快晴☀︎ Sauvignon Blanc

2015年4月11日 快晴☀︎  Riesling